誰も行ったことのない福岡市の離島、小呂島

08.25.2016

 

 

福岡市から北西40キロ、姪浜渡船場から65分、地図で見ると壱岐の横だが、れっきとした福岡市西区。
行ったことがあるという人を聞いたことがない、幻の島、小呂島。 

 世の中便利になったもので、今は全く知らない所でもネットでいろいろな情報を調べることができます。

 

まずは、グーグルアースで、小学校の建物の外観を見てみると、三角屋根で、屋上には上がれそうにはありません。

 

事前に電話で、状況を伺ったところ、屋根には上がれず、海もあまり見えないという困った状況でした。

 

離島で、さぞ海がきれいに見えるだろうと想像しがちなのですが、意外にも学校からは海が見えない所も少なくはないのです。

 そこで何処かいい場所はありませんかと伺い、、
運動場のネットの上からだと海も見え、いいのでは、ということになりました。

 

でも、ネットの高さは6.7メートルあるよ、学校に長い梯子があるので、貸してもいいけど、下で押さえておかないと危ないよということでした。

 

そこで息子に手伝ってもらうことにし、どうせ行くなら、一泊で行こうということになりました。


事前に、小呂島に以前3年間赴任されていた、教頭先生からお話を伺い、一般の宿泊施設はないが、仕事で行く場合は2軒の宿泊施設がある。
テントを張る場合はここに。
防波堤から一メートルくらいの魚が釣れる。

などという情報をしいれて、今回は、仕事なので、施設に宿泊もできそうですが、あえてアウトドア好きの親子二人、釣りをしながら、テントの宿泊を選びました。

 

ネットの情報では、トイレと、トイレの水道は使えるとあったのですが、現在はカギがかかっていて、普段は使えないそうなので、やっぱり、一般の人の宿泊は無理というか、できません。

 

それでも釣り人の常連さんはおられるようで、テントを固定する石などが数か所に置かれていました。

この日も一人おられて、その方は毎週末テントで宿泊しながら、石鯛釣りをされている猛者でした。


釣りの釣果なのですが、ルアーで、アジや、ブリ、その他を狙いましたが、予想に反してさんさんたるものでした。

でっかい防波堤から、大きめのジグでこんな魚・・・・・・・・・・・・・・・

 

 (石鯛釣りの常連さんは、45cmの石鯛一匹、その他イシガキ鯛3匹釣られたそうで、さすがです。釣った魚を荷物で送り、次の日も宿泊されるということで、到底かないません)

 

事前のネットの情報で、蚊が多いということで、蚊取り線香は必需品でしたし、湿度が高く、こちらは二人とも大変居心地が悪かったので・・・

 

 

さて次の日、道具をかたずけ、学校までの一キロ程度の一本道、なぜか集落から、学校だけが離れた場所にあります。

 

ガンガン照りの暑い日で、汗をふきふき歩いていると、向こうから一台の車が来て、カメラマンの方ですか?教頭です。

 

わざわざ迎えに来てくれたのかと思いきや、港に荷物を取りに行きますので、先に行ってて下さい!・・・はい!

 

またまた歩いていると、子供の大きな歌声が近づいてきます。

軽トラの荷台に乗った4人の男女の中学生が、大きな声で、合唱しながら、学校のほうへ通り過ぎて行きました。

 

まるで、ドラマのワンシーンのようで、異空間に迷い込んだようでした。

 

学校に着き、6.7メートルの梯子の上で、360度の危険な撮影も無事に終り。

 

 (学校からかろうじて見えた海、向こうの島は壱岐)

 

最後にせっかくですから、学校を見学させてくださいとお願いすると、いいですよ、と気軽に応じてくださり、教頭先生から案内していただきました。

 

小呂小学校は、小中学校併用で、小学生9人、中学生4人だそうです、もともと島の人口が170人程度と離島のなかでも非常に少ないのです。

 

 (福岡市でも唯一の人工芝の校庭を持つ、きれいな小学校)

 

木造の古いけどきれいな校舎は、1階が小学生、2階が中学生の教室になっており、教室の広さは普通ですが、教壇の向かいにくっつくようにして、2.3個の机があるだけの、教頭先生曰く、ドラマに出てくるような教室でしょう、ということでした、

 

現在中学3年生は、一人だけで、教師とマンツーマンで授業を受けているそうです。

 

そのように島の子は、教師や、近所の人に手厚く見守られ、育ってきて、高校で外に出ると初めて、人から放っておかれる、ということを経験し、そのため社会への適応がうまくいかない子も多いそうです。

 

しかし、そのように育ってきたら、必ず芯はいい人間に育っているはずで、いろんな困難を乗り越え、頑張ってほしいものだと、陰ながら応援しています。

 

 

 

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